草津温泉でミニ湯治体験をする! 2016年10月31日~3泊 第一日目
草津温泉湯畑
旧友が退職にあたり、草津で湯治をするというので、彼の車に便乗することにした。JR武蔵野線新座駅で合流し、関越自動車道の所沢インターから乗り、渋川伊香保インターで降りた。長野原から標高1200mの草津へ。峠の草津入り口門の彫刻の紅葉の所で写真撮影。
湯治の宿は、すずらん通りにあるワンディ美津木。美津木旅館本館の姉妹館になる。近くには、草津熱帯圏、大滝乃湯、外湯「睦の湯」がある。
部屋はエレベーター無しの3階の311号室で、和室6畳間。テレビ(BSもあり)、冷蔵庫、炊飯器、電気ポット、ミニキッチン、洗面台、シャワートイレ付。ミニキッチンには、フライパン、食器や調理機器が備えられている。自宅からはお米、味噌、調味料、ジャガイモ、人参、鰹節、コーヒーは持参。トイレがシャワートイレとは知らずに、携帯簡易トイレを持参していた。念のために電子グリルを持参していた。
廊下に食器棚
1階フロアには、2か所の温泉浴室がある。浴槽の広さは100×140㎝位。自炊部屋の料金は、10月中は、1人1泊3,600円税別、11月からは4,000円税別。部屋を出ると廊下に共同の茶わんなどの食器が置いてある。使用したら、戻すように注意書きがしてあった。驚いたのは、ワンディ美津木の隣が、24時間営業のセブンイレブンだったことだ。
1階フロアに洗濯機も
ワンデイ美津木入り口
初日はチェックイン時間の14時に到着。設備等を確認してから、湯畑へ散策に出る。大滝乃湯の前を通り、外湯の「煮川の湯」「千代の湯」を通り、10分で湯畑へ。かつて仕事で
送客したことのある湯畑を囲む一井、奈良屋、大東館を見る。「湯もみと踊り」ショーを見せる「熱乃湯」も目の前。
帰りに、外湯「煮川の湯」で入浴することにした。地元の方二人が入浴中で、「こんにちは、お願いします」ときちんとご挨拶する。これが今回、草津ミニ湯治での最初の草津の湯だ。途中、川の流れは湯の湯気が立ち上り、さすがに湯量日本一の草津だと実感する。一日の湧出量が毎分3万6839リットル。一日当たり約5000万リットル、ドラム缶で約25万本というから凄い!
今日の夕食はカレー。カレーのルーは自宅から持参したので、ご飯とみそ汁を作ることにした。セブンイレブンで購入したミックスサラダと持参したミカンを添えた。ご飯を炊くのに問題が発生。お米を測る升がない。スマホで調べると、牛乳瓶が180mℓで1合だそうで、セブンイレブンで牛乳を買おうとしたが、なかったので、190mℓのジュース缶に代用した。部屋の備品の備えの記録を見ると、計量器は備えていることになっている。
夕食にはお酒がつきもの。やはり、持参した日本酒とワインで乾杯。友人も私も一人住まいの経験があるので、味や作り方にこだわらなければ、調理には抵抗がない。ただ、同居人の性格により、執拗な口出しでむっとなることもありそうだ。1階の浴室には2度入浴し、外湯と合わせて3度の入浴となる。同居人のいびきを予想して、耳栓を持参したが、正解だった。また、ネットの宿口コミ情報で、「深夜の車の騒音が気になる」とあったが、部屋が奥の部屋だったせいか、それほどでもなかった。ただ、セブンイレブンへの車の出入りがうるさかったようだ。
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://www.a-spa.co.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
☆海外温泉入浴珍道中 http://www.a-spa.co.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
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草津温泉でミニ湯治体験をする! 2016年10月31日~3泊 第一日目
草津温泉ミニ湯治体験 町立図書館へ通う! 2016.11.1~2
草津町立図書館から借りた本
草津温泉ミニ湯治の第2日目から、草津町立図書館へ通うことにした。ワンディ美津木から歩いて、まず草津郵便局へ立ち寄る。
16年前に、日本で温泉の絵柄の切手がほとんどないのはなぜか?と草津郵便局に電話で聞いたことがあった。切手発行を管轄する関東地区の組織に「草津温泉の切手を取り入れてほしい」と申請をしているが、撥ねられているという話だった。その理由は、草津というと湯畑に灯籠の絵柄が定番だが、灯籠は宗教的な意味があること。ベルツ博士の絵柄には、ベルツ博士の業績に賛否分かれるからとかということだった。その後も温泉切手の絵柄の申請をしているのかを聞きたかった。残念ながら、郵便局長が留守だったので、ここで預金をすると通帳に「草津温泉 草津郵便局」とスタンプされるので、千円預金をし、絵入り年賀はがきを50枚購入した。
温泉夜話:温泉郵便切手のはなし http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2007-04-29
そこから徒歩5分で、草津温泉バスターミナル、草津温泉駅へ着く。2階の草津温泉駅で、草津温泉から川原湯温泉までの切符を記念に購入した。バスターミナルに隣接していた温泉資料館は利用者が少なくなるなどの理由で昨年(平成27年)11月に閉鎖していた。資料の一部は図書館が移転した3階の「温泉図書館」に展示されていた。図書館長は取材に出かけていて、留守だった。2階からエスカレーターで上ると右手の「温泉図書館」と染められた暖簾をくぐる。
正面に湯畑の古い時代の湯樋、木管と錐などの草津温泉の資料が置かれていた。左奥の「町民ギャラリー」には江戸から明治時代の草津の絵図が展示されている。ガラス張りの周りにカウンターが並び3階からの窓外を眺めながら読書が楽しめる。草津温泉ならではのいくつかの図書コーナーがあり、いかにも温泉とともに歩んだ図書館の存在を感じさせる。
中沢孝之館長
それは草津町広報誌にも表れ、20ページの中で2ページを割いて、毎号「こんにちは、図書館です 草津を知る・シリーズ」で「温泉図書館で草津のことを知る。調べる」「泣き灯籠とお化け灯籠」「芭蕉の碑」などの話題が掲載されている。
人口は10月現在、6,619人で、徐々に減っているという。草津への入込は、平成28年8月で宿泊が211,052人(前年比105.63%)、日帰りで88,384人(94.90%)、合計で299,436人(102.22%)。図書館の入館者は、49,283人(一日平均177人)。登録者は、12,677人(町民7,027人、町外5,650人-リゾートマンション所有者、ホテル・旅館の従業員・アルバイト、湯治での滞在者)蔵書冊数は51,880冊、総貸出数は35,042冊。
ここでも日本有数の観光地で湯治などの長期滞在者が多い草津町ならではの特徴がみられる。二階の売店でコーヒーなどの飲料が購入でき、それを図書館に持ち込んでの飲用ができる。新聞は全国紙や東京新聞や群馬県、福島県の地元紙が備えていた。福島民報は、原発事故以来、草津にも福島県民が何人かが住み、福島県庁から「地元紙が必要であれば、送ります」と毎年連絡が来るので、お願いしているとのこと。
翌日も図書館に通うと、中沢孝之館長に声をかけていただいた。青梅市の図書館を考える会の一員として、草津の図書館情報をお聞きして、「平成28年度草津町立図書館経営概要」などの資料をいただいた。とくに「こんな思いで活動します」として、司書および職員は、皆さんに満足をしていただくため、『ありません・わかりません』を言わないよう常に学習を怠らず、新しい情報を収集します。・・・また、草津に関する郷土資料(温泉・スキー・高山植物・火山・栗生楽泉園)の収集に力を入れ、草津の歴史が埋もれてしまわないように整理や分類を行います。
草津温泉の特殊性や地域性を大切にしている印象を抱いて図書館を去った。3階からのガラス張りのカウンターからの眺めも素晴らしかった。ちょうど紅葉も終わりの時期だったが、晩秋の雰囲気を十分楽しみました。
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草津温泉ミニ湯治体験 草津の紅葉、沢渡温泉を楽しむ! 2016.11.02~03
草津温泉ミニ湯治体験 草津の紅葉、沢渡温泉を楽しむ! 2016.11.02~03
沢渡温泉まるほん旅館の檜張り大浴場
3泊4日の草津ミニ湯治体験は、あわただしく日は過ぎた。3日目に白根山へ紅葉狩りと万座温泉に行こうとなった。天狗山プレイゾーンの先で、何やら「通行止め」の標識が・・・。この先、白根崋山ロープウェイから通行止めだという。とりあえず、そこまで行くことにした。この間が紅葉の美しいところ、山麓駅周辺から眺める山並みは、うっすらと雪景色。
白根山ロープウエイ山麓駅
ロープウエイの上は、うっすらと雪景色
草津温泉街からは、紅葉景色から、冬景色への移り変わりを体験できるのだ。白根火山ロープウェイは標高2016mの山頂駅まで開業しているが、白根山湯釜周辺は立ち入り禁止だという。雪景色を見るためだけに、往復1,500円を使うのはちょっとと無粋な判断で引き返した。拙句「紅葉から雪へいざなふロープウェイ」
最終日の4日目、草津温泉から山々を縫って日本ロマンチック街道を走り、旧六合村、呉坂峠を経由し沢渡温泉へ向かう。昔から、草津温泉湯治のあとに訪れた「草津の仕上げの湯」と呼ばれた美人の湯である。多くの湯治客は、強酸の草津の湯で荒れた肌をほのかに硫黄臭のある弱アルカリ泉の柔らかい泉質で治して江戸へ帰った。
上沢渡川
沢渡温泉街
沢渡温泉のまるほん旅館は、私が1980年(昭和55年)1月に初めて入浴した80湯目の温泉地。15年ほど前にも旧友と入浴し、湯治用のシャワー付きトイレ完備の個室ができたと聞いて、感動したことを思い出す。午前11時からの入浴開始時間と知り、上沢渡川畔の公園で待機。「晩釣橋」の案内板で、江戸後期天保10年、蛮社の獄でつながれ脱獄した、蘭学者高野長英が弟子の医師である福田宗禎にかくまわれ、夜釣りを楽しんでいたのではないかとの話を知る。狭い坂を上り、共同浴場に隣接するまるほん旅館へ。700円の入浴料金を支払い、昔と変わらぬ檜張り大浴場へ行く。二階から板張りの階段を下りると両端に衣類棚がある。大小の湯船が二つ。大きな湯船には、石臼からこんこんと湯が滴り落ち、飲用もできる。湯に沈む肌は白く映り、こんなに私の肌は白かったかな?との思いにさせる不思議な湯。かつてはすべての時間が混浴だったが、今は女性専用時間が設けられている。
拙句「瀬の音や湯宿たたずむ川紅葉」「沢渡の長英夜釣る川紅葉」「横臥して冬の雲見る湯宿かな」
まるほん旅館
浴棟への入り口
まるほん旅館に隣接する共同浴場
帰京への途次、国道353号線の吾妻川沿いにあるレストランでランチをとる。中之条中心街の店は、文化の日の休日のためか大変な混雑ぶりでどこも満席だった。旧友はハンバーグランチ、私はカツカレー。飲み物がフリーで飲めたのはうれしかった。窓外には熟んだ柿の実が枝に残っていて、晩秋の気配を見せている。
拙句「山里や残りし柿の明々(あかあか)し」
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記念切手のデザインはどのように決められるのか?温泉絵柄切手発行を阻む壁を追う!
特殊切手、ふるさと切手などの記念切手のデザインはどのように決められるのか?
温泉絵柄切手発行を阻む壁を追う!
台湾の温泉切手シリーズ
15年前に草津郵便局に「温泉絵柄の切手を発行するよう申請したことがあるか?」と尋ねたことがある。関東地区などの検討する機関で審議され、草津温泉の絵柄の申請をしたことがあるが、諸理由で却下されたことがあるとの話を伺った。では、どのような機関で決められているのだろうか。2016年11月17日、兵庫県有馬郵便局や熱海郵便局にも問い合わせをしてみた。いずれも「温泉絵柄の切手申請をしたという話は聞いたことがない、記録もない、お客様が直接その機関に要請したらどうですか?」という日本有数の温泉地の郵便局にしては期待外れの反応だった。静岡県熱海温郵便局では、梅園の切手は発行されたことがあるという。11月16日、日本郵便㈱のお客様相談センターに問い合わせをし、「わかる方につないでほしい」電話を待つと翌日、相談センターのスーパーバイザーの辻沢さんから電話をいただいたが、「その機関は本社にあるが、お答えできない」どの機関が切手発行にかかわっているのかさえ教えていただけなかった。お客様相談センターの上に社会貢献・CS推進室、さらに上が総務部だということはわかった。
2007年10月1日、日本郵政は日本郵政㈱と4つの事業会社に分かれ民営化が決定。ネットで2007年(平成19年)11/9付けで、「平成20年度における特殊切手、ふるさと切手の発行計画について」を知った。ふるさと切手について「前年度の発行計画を改め、地方ゆかりの題材を(1)懐かしいふるさとの情景(2)観光地の名所(3)47都道府県の花(4)祭りの4分野によりシリーズで発行するとともに全国の郵便局等でご購入できるよう致します。地方支社単位の発行はなく、本社において題材の選定、企画、デザインを行うこととしております」2008年10/2付けで、「平成21年度の・・・」についても同様。2012年(平成24年)10月1日から郵便事業株式会社と郵便局株式会社が統合され、日本郵政グループは現行の5社体制から4社体制へと再編される。
ネット検索で日本郵政㈱の株主でもある「私の簡易書留」氏が「平成24年度特殊切手、ふるさと切手発行計画」について、以下のように書いている。
「まず、記念切手について気がついたのは、8件の計画となっていて、2011年に比べて2件減少しているということ。記念切手はほとんどが各省庁の要望によって発行されるものなので、民間企業として省庁との間に距離を保とうという考えなのでしょうか。
それならそれで、理由のあることだと思います。省庁に主導権を取られることなく、事業会社として、顧客に喜ばれる切手を自ら考案し発行していけばいいのです。
それに、シリーズ切手やふるさと切手を伸ばそうとすれば、記念切手のペースを落とさないと疲弊します。」
2016年6月23日に第11回 日本郵政㈱総会が開かれ、「私の簡易書留」氏も出席し、発言の挙手をし続けたが、発言の機会が与えられなかったという。
日本以外の温泉国ではどうか?台湾の温泉4種セット、旧チェコスロバキアの「温泉保養地4種」、韓国の東來温泉など温泉地の絵柄の切手が発行されている。
旧チェコスロバキアの温泉切手6種
フランスで発行された欧州首都の絵柄の中に、チェコ・ブタベストの温泉施設が
参考:温泉夜話:外国温泉切手の話http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2011-08-14
郵便事業は、民営化になったとはいえ、公共事業である。切手のデザインは日本郵便㈱本社のどこかで決められているようだが、決められる経過もガラス張りにしていただきたい。温泉大国日本は、古くから保養・療養として利用され、いまもその伝統は残り、温泉文化としても日本の発展に貢献している。温泉地の活性化にもなる温泉絵柄切手の発行を関係者に訴えたいと思う。切手絵柄になにかの利権がらみで選定されているとしたら、とても残念である。
日本は、見た目先進国、民主主義国、実際は封建主義、専制主義国で、北朝鮮や中国とはどう違うのか!

金森達 画
私は最近、周りから「元気でいいわね!」と言われると「見た目元気で、実は病気や昔のけがの後遺症で大変なんです」と返すのが口癖になっている。
立憲主義の放棄や原発再稼働、沖縄基地強行建築、TPPや年金法改悪の強硬など自民党政権のやりたい放題はあまりにも・・・である。これでは北朝鮮や中国とどう違うのか?と問いたい。私はこうした事態は、数十年前からの「政党政治の悪慣れ」と「マスコミの堕落」が最大の原因だと思っている。自民党は政策の違う議員の存在を許し、右派が失敗すれば、こんどは左派を擁立して政権の下野をしない、それを許しているマスコミ。民主主義とは、いったん掲げた政党の方針が多数を得て実行に移して、その結果に不都合が生ずれば、潔く引き下がり、次善の策を採用するという循環が実践されてこその民主主義である。それが政治も経済も「過ちを認めず」ごり押しし続けてきたから、今の政治の劣化や大企業の不祥事が起きている。国民はそれに悪慣れしている。
青梅市立図書館が4月から、指定管理化でTRCに経営を委譲したことから、「図書館はどうあるべきか?」に興味を持ち、にわか勉強を始めた。2年前から立ち上げた「行政に口出す探検隊」の課題でも取り上げ、4月に入って新館長に「要望書」を手渡した。①図書館は、国論を二分する福島原発、沖縄基地問題で情勢の要請に答えているか?両県の地元紙を備えてほしい。②9か所の別館の多くが読売新聞のみの備えで、少なくとも2紙備えてほしい。③全政党機関紙を備えてほしい。要請時もその後何人かの司書たちとの話でもどなたも「要望はごもっとも。個人的に私も同感です」とおっしゃるがすぐに実現していない。
今のところ、4月の新年度からの実現もどうなるか確約をしていない。
草津町立図書館(草津バスターミナルの3階フロア)
日本国憲法の順守義務を負うべき政権担当者や国会議員による立憲主義の否定や強行採決を繰り返しながら、世論調査で安倍政権は60.7%の支持率を得たという。私にすれば絶句。そして福島原発事故で自主避難した子供たちが、いじめにあい金品まで要求されていた。いじめた子供たちの意思というよりも、その家族が普段からそうしたいじめの原因を作っていたのだろう。そうした事実を知らない無知や偏見・誤解を正さなければならない。読売新聞でしか情報を取り込めない日常では、そうなるだろうと予想はできる。
自分がその立場に立ったら、どう思うか?どうするか?という視点で見ることが大切だと思う。急がば回れで、全国の公共図書館や公民館に少なくとも国論を二分する福島原発問題、沖縄基地問題の日常を伝える地元紙を備えるよう声を上げよう!図書館に備えているアンケートに地元紙を備えるよう書きましょう!
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達人は誰でもなれる!こだわり続けて、うーん十年!
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トルコのパムッカレ温泉 ギリシア時代の大理石露天風呂貸し切り入浴
私は温泉にこだわり続けて40年。旧街道歩きを続けて17年。恥ずかしながら、「温泉達人、旧街道歩き達人」を名乗っています。2年前までは、ちょっと気恥ずかしいので、「見習い温泉達人、見習い旧街道歩き達人」と言っていました。その後、「器が人を作る」と思いなおして、「見習い」を外しました。
旅行業界に入ってすぐ、営業の地元である中野区内、涌井啓権氏発行の地域新聞「週刊とうきょう」に昭和53年(1978年)10月から、「異色の宿」シリーズで宿の紹介記事を掲載していただきました。この時の肩書は、「異色の宿」研究家でした。「温泉宿研究家」というにはまだ範囲に自信がなく、あえて「異色の宿」に限定した研究家にしたのです。今、小池百合子都知事が当選後の面談で評判を落とした、都議会議長で自民党の川井しげお氏(中野区選出)がまだ30歳の区議会議員の頃です。
次いで大学の後輩の計らいで、昭和56年(1981年)3月から、機関紙連合通信社配信の「異色の宿」シリーズで月一回、1年間掲載していただきました。第2回の野趣豊かな一軒宿で紹介した群馬県の湯の平温泉が掲載後、火事で全焼し読者から、お叱りの苦情をいただいたことを後で知らされたこともありました。
平成2年(1990年)から、温泉にこだわるアスパサービス㈲を立ち上げ、本業の旅行代理店のほかに「温泉の認知度を高める」ためのあらゆる事業を起こしました。ホームページでの療養温泉の紹介、飲む温泉水の紹介・販売、温泉宿(異色の温泉宿、ペットと泊まる温泉宿、療養・湯治の温泉宿など)の取り扱い、温泉のエッセイ(療養温泉突撃取材、温泉夜話、マスコミの求めに応じてテレビ出演や温泉情報や商品の提供を続けてきました。また、温泉マニアの端くれとして、温泉地巡り(国内1,410か所、海外77か所)、温泉郵便局での預金、温泉絵柄の国内外の切手収集、温泉絵柄マンホールの写真撮影と収集をして公開・発信してきました。
日本最古の温泉マークと言われる磯部温泉郊外の古文書
テレビ局から、何度か温泉達人としての番組に出演したこともありましたが、本業での添乗業務で日程が合わずに多くが出演できませんでした。温泉達人というと、温泉入浴の数や知識に限定される傾向の中で、療養に効果のある宿や温泉水の紹介による多く利用者の劇的な病状回復にかかわり立ち会えた体験は、深い意味での温泉達人冥利に尽きると実感しています。
1980年頃、旅行雑誌で町田忍氏が「銭湯めぐり」のエッセイを書かれているのを目にして以来、ずって彼の去就が気になっていました。1992年にTOTO出版から、「銭湯へ行こう」が出版されます。その後、銭湯に働く人々、ペンキ絵師、銭湯専門の大工、三助さんへのインタビューへと銭湯取材範囲が広がっていきます。35年たった今や、銭湯の達人としてその地位は確立しました。マスコミとの関係は、このようにして達人になるのだなと思いました。
ハンガリーの温泉
私は今後も過去の体験を振り返りながらも、今もこの一瞬にも神秘的で奇跡を起こしている「温泉の認知度を高める」ために新たな体験も加えて、さらなる発信をし続ける所存です。私はたまたま温泉の一分野にこだわることになりましたが、どの分野でもこの道何十年と真面目にこだわり続けることで、達人への道が見えてくることと思っています。
「旧街道歩き達人」については、別途記したいと思います。
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「出雲大社・足立美術館・鳥取砂丘 三朝温泉タグ付き松葉ガニフルコース・アワビの踊り焼き」2日間 その1.
クラブツーリズム主催「出雲大社・足立美術館・鳥取砂丘 三朝温泉
タグ付き松葉ガニフルコース・アワビの踊り焼き」2日間へ行く! その1.
砂の美術館の展示
12月5~6日、妻と二人、ひとり会費33,800円で参加した。サブタイトルが「旬の新鮮なカニを食べられるのはこの時期だけ」だったが、「タグ付きカニ」の茹でカニは、不満足だった。「タグ付き」とは、「地元で獲れたカニとそうでないカニを区別するために、地元で獲れたカニにはその証として各漁港のプラスチックタグが付けられています。このブランドタグを付けているカニがブランドカニであり、タグ付きのカニは信頼の証なのです。鳥取県内の沖合底引き網漁船が水揚げした甲羅の大きさが11cm以上の松葉ガニには、安心と信頼の証であるブランドタグが取り付けられ、鳥取産松葉ガニとして市場に出荷されます。」と説明されている。「信頼の証、ブランド」というと今年獲れたという意味かと思ったら、そうではないようだ。茹でカニは、カニ足を折って両手につまんで引くと、どれもすぐに切れてしまった。寺泊の冷凍ものでも、ランチに2,100円も出すと、足の実がしっかりと抜けていたのを思い出す。冷凍ものだと言わざるを得ない。ちなみに、坂浜漁港の中丸商店での夕食だった。参加した方々は、「全体の料金が安いのだから、まあ仕方がないか」という反応だった。
カニフルコース
タグ付き茹でカニ
それ以外は、アワビは生きていたし、量的にも満足だった。何といっても今回の最大の驚きは、鳥取砂丘「砂の美術館」だった。砂丘には何度か行ったことがあるが、ここは初めてでとても感激した。2012年4月のオープンでまだ新しい美術館。今年は4月16日~2017年1月3日までの営業で「第9期 砂で世界旅行・南米編」。砂像彫刻家である茶園勝彦総合プロデューサーし、世界18人による「イグアスの滝とインディオ」「クスコの街並み」「新大陸発見」など壮大な砂像の数々だ。巨大な遺跡発掘現場を見るような感覚だった。入館料が600円はとても安く感じられた。
過去最大約3,000トンの砂を使用
美術館二階からの眺望
館内の展示物の数々
館内のビデオで
鳥取砂丘は、道路を挟んで日本海側へ。小高い丘を登り、小さな岩や寄せ来る白波が美しい。丘の手前のくぼみには水が溜まっていた。頂上に上る人たちの足跡を追いかけて上り詰める。風が強いと下るときに足跡が消えてしまうところも・・・。誰も歩いた跡のない場所を歩いてみたい。
三朝温泉の宿は、三朝温泉街から4㎞はなれた郊外の三朝ロイヤルホテルで、周りには何もない。一番近いコンビニはローソンで、ホテルから10分歩く。温泉街にあった本店の別館として建てられたとかで、温泉はそこから引いているという。HMI(ホテルマネーギメントインターナショナル)グループの一つ。在日インド商工協会理事長の比良竜虎氏がオーナー。三朝温泉の露天岩風呂入浴の記事は、次回に。
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「出雲大社・足立美術館・鳥取砂丘 三朝温泉
クラブツーリズム主催「出雲大社・足立美術館・鳥取砂丘 三朝温泉
タグ付き松葉ガニフルコース・アワビの踊り焼き」2日間へ行く! その2.
足立美術館の窓を額縁にして・・・
三朝温泉での宿泊は、三朝温泉郊外だった。宿泊した三朝ロイヤルホテルでは、20時30分発の「三朝温泉 夜の散策」無料バスを運行していたが、疲れていたので参加しなかった。
三朝ロイヤルホテル全景
翌日、雨上がりの5時15分、まだ暗いホテルを出て、4㎞先の温泉街へ向かって歩いた。途中でY字路を三朝川に沿って右手へ。35分も歩くと温泉街へ。右手にとても風情のある木造の三朝館や有形文化財登録の旅館大橋を通過。三朝橋の袂に露天風呂がある。1981年(昭和56年)に三朝温泉に初めて入浴した217湯目の温泉地だった。まず懐かしの三朝温泉街「湯の村通り」に入る。鳥取県最後のヌード劇場と知られた「ニューラッキー芝居小屋」や射的場、湯治宿で自炊設備を持つ「民芸梅屋」、隣接の薬師如来へ。まだ6時前なので薄暗い。戻って三朝橋へ。
入り口の「三朝小唄像」の脇を下ると「公共露天風呂 河原風呂」へ。先客が一人。倉吉でラーメン屋を経営する麻田さんで、仕事を終えていつもここで朝風呂をして帰るという。6時から熱い湯が出るので、その前に温い湯を掻い出していた。風が出てきて、湯に体を浸けるまでが寒い。昔はもっと自然で広々とした印象だったが・・・。「4㎞を歩いてきた」というととても驚かれて、「倉吉へ帰るので乗せていこうか?」とお誘いいただいた。
三朝橋の露天風呂
こうして2日目の日が始まった。宿に帰り、7時30分にヴィッフエの朝食。煮物の種類が多く、ヘルシーなメニュを選んでゆっくり食べられた。
午前中は、足立美術館へ。かつて、訪ねた時の印象は館内の窓がそのまま額縁になっていること。周辺の山々の借景が庭園に生かされていること。前から、妻が第1番にぜひ見て見たいところだった。足立技術館の創始者・足立全康氏の「庭園も一幅の絵画である」という言葉を表現している。晩秋というか初冬の、季節的には余り美しいとは言えない時期だ。
新館ができ、河合寛次郎と北大路魯山人の陶芸作品と現代日本画の展示も見ることができた。枯山水庭をまじかにみられる「喫茶室粋」でコーヒーをいただいた。竹ずみのスプーンが添えられていて、奥ゆかしい雰囲気を楽しめた。借景の木々の隙間に一瞬車が走る動きを発見して、驚いた。道路は走っていないとばかり思っていたのに、道路があったのだ。
出雲大社に移動し、社殿に向かう直前に雨上がりの大きな虹が見られた。すぐそばから発生しているような、神話の世界へお迎えの虹となった。「観光センターいずも」で昼食を済ませ、案内人について参拝へ。のちに2時間の自由時間には神門通りへ散策を楽しんだ。出雲地方の「神在もち」に起因するという「ぜんざい」を食べに、日本ぜんざい学会壱号店に入店。あげ餅と白玉の二種類を注文した。あげ餅は、お椀いっぱいに膨れて、驚いた。
「観光センターいずも」での昼食
神楽殿
拝殿
本殿
御神木に神籤が・・・
神門通りに面しての鳥居
神門通り
ぜんざい餅
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日本フィルハーモニー交響楽団公開リハーサルに行く! 2016.12.8

ゲーテ、ベートーベンと温泉 金森 達 画
杉並区と日本フィルハーモニー交響楽団は、音楽を通して区民の豊かな交流と地域文化の振興に向けて互いに協力することを目的にした友好提携事業の一つとして、公開リハーサルを行っている。今年、何度か杉並公会堂でのコンサートに出向くことで知ったイベントで、初めて参加してみた。
13時からのリハーサルに合わせて、12時頃に並ぶと、すでに20人くらいの方が並んでいた。12時30分に開場。私は9-10席に陣取る。中央に向かって、少し左手の席に位置する。今日の栞には湯浅譲二作曲「始原への眼差Ⅲ」(2005年日本フィル委嘱初演作)で指揮者は、飯守泰次郎氏。2005年の初演時も同指揮者。
13時30分に席に着くと、前の8列目までは弦楽器のリハーサル用で、それぞれ観客に気にするでもなく集中して奏する人、舞台側に向けて奏する人。舞台上では客席側に向かって奏する人、楽譜にメモする人、互いに談笑しながら奏する人、ヴァイオリンを縦に抱えて黙している人、弓矢に松脂を塗っている人・・・・。全員が私服で年齢層は皆若い。
13時にリハーサルが始まる。指揮者の飯守泰次郎氏が登場すると観客が拍手をしたので、彼は軽くお辞儀をした。作曲者の湯浅譲二氏が私の席の真ん前8-10席に座って、大判の楽譜を両開きで眺めている。演奏中に手直し、11番、14番などを指揮者が作曲者を振り向き、「どうでしょう?」のような仕草をして迎えたり、作曲者が出向いて「ちょっとここは」「木管よりも金管がよくでてる」「フョルテシモ、絃をもっと強く」のような声かけをしたりして、1時間が過ぎた。初演の時も指揮者が同じだったので、こうしたやり取りがされたのかもしれない。リハーサルもなかなか面白い!と感じた1時間だった。
今年は5月から、年金だけの生活だったことから、健康で文化的な生活をどのように工夫するのか?が課題となった。妻に勧められて、三多摩演劇を観る会に入会したことで、2か月に1回観劇の機会ができたが、私は演劇よりもクラシックコンサートの方がうれしい。今年は、文芸の「女の一生「、加藤事務所の「Be My Baby」、青年劇場の「臨海幻想2011」、劇団民芸の「集金旅行」、劇団前進座の「切られお富」、劇団青年座の「横濱短篇ホテル」を観た。東京交響楽団の演奏が無料で楽しめる「都響プレミアムコンサート」に応募して、昭島、立川、福生公演の3回鑑賞することができた。9月以降で、ウイーン・ワーゴ・ヴォルク五重奏団、国立音大ブラスオルケスター、荻窪祝祭管弦楽団、マグリアオーケストラ、新宿フィルOB合奏団などの演奏会にも出かけた。新聞大手紙のプレゼントコーナーにはがきで申し込み、紀伊国屋ホールでの「MINAMATA静かな海へ」、ミュージカル「HOSPITAL HOSPITAL」に当選し鑑賞することもできた。東京都美術館の65歳以上のシニアは、毎月第三水曜日は無料で鑑賞できることを知り、「ゴッホとゴーギャン展」を見に行った。
10月7日には、福島復興支援で活躍している、書道家シンガー友近やっくん(890)の青梅の介護施設での演奏にも二度立ち会うことができ、芸術の秋を存分に楽しめた年であった。
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フォトジャーナリスト安田菜津紀さんの講演会~中東・東南アジア・東日本震災~
フォトジャーナリスト安田菜津紀さんの講演会~中東・東南アジア・東日本震災~
フォトジャーナリスト安田菜津紀さん
2016年12月8日(日)青梅市役所で、世界連邦運動協会・青梅市主催の「平和の集い」のイベントとして取り組まれた。「平和ポスター展」に入賞した児童たちの表彰式の後、約1時間にわたり、撮影写真を使って講演された。
開場で市長のあいさつなど
安田菜津紀さんは、フォトジャーナリストでカンボジアを中心に東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を進め、記録し続けている。東日本大震災では、義父母の住む陸前高田市と縁があり、継続して取材している。2012年、「HIVと共に生まれるーウガンダのエイズ孤児たちー」で第8回名取洋之介写真賞受賞。TBS「サンデーモーニング」ほかテレビ・ラジオ出演多数。写真絵本に「それでも、海へ 陸前高田に生きる」ポプラ社刊。著書に「気にまた、あの場所へ シリア難民の明日」新潮社刊。
カンボジアでの戦車用地雷(カンボジアには、今なお400万個の地雷が放置されている)
シリアの子供たちと(ポスターから)
講演では、ボランティア団体の貧困や戦争孤児に対する支援を目にし、私に何ができるのだろうと思ったときに「それぞれに役割がある。あなたは写真を撮り、知らせることで役割を果たしてほしい」と言われ、印象深い言葉だった。この言葉に私も納得した。世界の子供たちの不幸の数々を知った人が、まだ知らない、知らされない人たちに伝える。伝わることで次の行動を起こす可能性を引き出していく。
講演後のサイン会
無知や偏見や誤解は、正しい解決を妨げている。そうした誤解や偏見をなくすために、小さな行動を積み重ねなければならないと思った。翌日、青梅市立美術館で展示されている「安田菜津紀 写真展~シリア難民の子供たち~」を見に行った。写真で紹介できないのが残念だが、戦火での悲惨な現実、でも時には明るく生きている子供たち。水も十分の取れない避難キャンプでのわずかな水のしぶきを大きな口で受け止めようとしている男の子の姿がとても印象的だった。
青梅市立美術館で写真展
日本国内でも相変わらず、福島原発事故の被災者や沖縄基地問題でさまざまな被災を受けている現状には、腹立たしい思いだ。特に以前から危険な戦闘機と言われているオスプレイの墜落には「県民の生命や主権を守るため役割を政府は果たしなさい!」と強く言いたい。これではアメリカの植民地のような従属的な対応ではないか。政府の役人や政治家に『あなたたちに愛国心はないのか!』と問いたい。
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「高級ホテルに泊まる上海・蘇州・無錫ミニターツアー4日間」
阪急交通社主催
「インターコンチネンタルホテルとハイアットリージェンシーに泊まる 上海・蘇州・無錫ミニターツアー4日間」 2016年12月14~17日
上海新天地2階カフェからの眺め
旅行費用は2名1部屋で一人39,900円。往復の航空便は、中国国際航空(CA)
1日目は、14時55分発の930便で、上海(浦東)着は17時20分。空港構内でラーメンを食べて、一路無錫へ。無錫蘇寧凱悦酒店(ハイアットリージンシーホテル)着は22時。
機内は日本語を話すスタッフがいない。今回の旅は、旧友が退職するので、ようやく一緒に海外旅行ができることになった。今回の参加者は夫婦者が多い14人。到着口で待つ添乗員は、中年男の邱(きゅう)さん。日本語は余り上手じゃない。往々にして少人数はガイドの質が悪い。中型バスで宿まで移動する。空港から上海市街地まで(約30㎞)の個人客のアクセスは、リニアカーとモノレール、バス、タクシーだ。リニアカーは約7分。モノレールは35~45分。
ホテルロビーは43階フロア。ホテルの部屋は、65階フロアでとても広く、バスタブ浴室、シャワー室、トイレ室が分かれている。テレビは日本語放送が聞くことができた。
翌日、6時頃からホテル近所の散歩に出かけた。小公園「白水池」、華中花園の隣で奥行きが広い。集団で太極拳をしていた。小公園に隣接して、大きな漢方薬店があり、従業員が出勤中だった。朝食は64階のレストランでヴュッフェ。さすがに一流ホテルで品ぞろえは言うことなし。朝もやの中、7時頃から陽が出てきた。
この日の予定は、無錫市内の観光。太湖の北端にある「げんとうしょ公園」へ。げんとうしょとは、すっぽんの事。遊覧船内で無錫民族ショーの鑑賞で胡弓や琵琶の演奏、京劇風踊りを見た。10時35分発の遊覧船に乗る。琵琶湖の3倍の広さを持つ太湖には鮒・鯉・シジミ・白魚などの魚が生息している。中国では太湖の広さは3番目。
昼食はスペアリブ、白魚卵とじ、豆腐スープなどの8品ほどの無錫料理。午後は、古い街並みの残る恵山古鎮で散策時間。酒屋で試飲をして、安い紹興酒ボトル25元(500円)のを購入。
南禅寺ではガイドの邱さんから「南禅寺の登楼は10元でできるから」と言われていたが、登り口がすべてふさがれていて、登楼できなかった。
700年の歴史を持つ清明橋を見学。観光客が多いせいかカフェ店が多い。古書店を覗くと、竹久夢二の復刻版を見つけた。
最後に淡水真珠店の見学とショッピング。その後、上海まで1時間半、約180㎞バス移動。中心地で四川料理の麻婆豆腐などを食べた後、上海国家会展中心洲酒店(インターコンチネンタルホテル)へ。このホテルは、国際会議場隣接のホテルで今年6月にオープンしたばかりの上海郊外の便の悪いところ。地下鉄2号線の終点駅から徒歩5分。ガイドの邱さんもあまり知らなかった。
オプションの外灘夜景観賞と観光トンネル体験、上海ヒルズ(94階)からの眺望(260元)は希望者が少なく、だれも参加しなかった。私は地下鉄に挑戦し、婁山関路駅近くの虹橋三希会所マッサージへ出かける。地下鉄駅構内で切符の自動販売機で購入しようとしたが、100元札しかなく、通行人の二人連れに声をかけ、崩してもらった。行先の場所をタッチして簡単に切符は購入できた。
虹橋三希会所マッサージ日本人客が多く、テクニシャンの顔写真が張られ、指名料10元で指名できる。アロママッサージで80分、268元だった。帰りの地下鉄で終点「径涇東」のはずと乗っていると二つ手前で全員が下りた。私だけが取り残されて、動き出し、真っ暗闇の中で停止。慌てて、運転手は居るだろうと目の車両に歩いていくと向こうから来た乗務員が、戻るからそこで乗り換えて、というようなそぶりだった。まだ出来立ての路線で、乗り換えをしなければならなかったらしい。
3日目は、午前中は蘇州観光で、午後は上海観光後、夕食という予定。
耦(ぐう)園は、世界文化遺産の一つ。外城河に面していて、役人の家だったが、縫製工場をえて、改修され今に至った。
虎丘は春秋時代の呉王の墓陵で、葬儀の三日後に白虎がでてきて墓の上にうずくまるという伝説から。高さ47mの斜塔が有名だが、今回は遠望するだけ。
その後、蘇州刺繍研究所へ。蘇州の技術者を養成し、国内外に展示する目的で作られた。精緻な伝統作業が見学購入できる。片面、両面刺繍職人がいて表と裏で絵柄が異なる高価な作品も見ることができた。
ランチは蘇州料理。店ではお客が着いてから、椅子やお皿を用意したり、エアコンを入れたりしていた。日本なら、ありえないサービスぶり。
12時過ぎに上海へ向かう。租界時代に建てられた建築群が残る外灘(がいたん)と新天地観光。
外灘
新天地
夕食は今回のメインである上海ガニだ。ガイドはしきりに上海ガニ(淡水に生息するシナモクズガニ)は小さいのが特徴だと、お客の食後の批判をかわす伏線を張っていた。確かに実は小さいが甲羅のカニミソは美味。
上海市街地から郊外のテルまで戻るのに。1時間余かかるので、私はここで「離団書」を書いて、ここで離団することに。ここから豫園方向へ歩くが、ちょっと遠いのでタクシーを止めるが、短い距離と外国人で面倒くさいのか、結局手を振って断られてしまう。そこへ白バイクのお兄さんが声をかけてくる。豫園まで20元というので、「タクシーでも10元だから、10元なら」といって立ち去ろうとするとようやくそれでいいという。初めてのバイクで運転手の後ろに乗り、しがみついての疾走だった。夜の豫園と外灘をゆっくりと歩き、地下鉄でホテルへ戻った。
夜の豫園
夜の外灘
最終日は、昼の豫園観光とシルク工場、ラテックス工場見学のお買い物時間で終わった。
マンションの洗濯干し
昼の豫園
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2016年を振り返って、2017年初頭の決意

あけましておめでとうございます。
2016年を振り返ると、中途半端な思いが残った年だった。ライフワークの「温泉巡り」では、海外旅行でスリランカと中国の上海・無錫・蘇州に行き、あわよくば天然温泉入浴をと思ったが果たせなかった。「旧街道歩き」では北國街道の150㎞を歩いただけだった。一昨年から、クラブツーリズムのフェローフレンドリースタッフ(FFS)に興味があり、テーマのあるツアーで、富士山や箱根、甲州ぐるり一周や山手線、下町ぐるり一周の添乗員をして、歩きと温泉入浴ができる仕事を体験したが、ブログを書いていることが発覚して、やめる羽目になった。
インドの仏陀の誕生から逝去までの遺跡巡礼を目指し、資料を調べた末に、「スリランカ」のツアーを試してみたが、インドがさらに辛いカレーの食生活であること、安全性や宿泊施設に問題がありそうということで、歩いてのンド仏陀遺跡巡礼はあきらめた。今年はインドネシア・ジャワ島での長期滞在で、天然温泉巡りも実現したいと思っている。
新たな挑戦として、仕事を辞めた5月から12月まで、年金生活で文化的な暮らしをしたいと無料でクラシックコンサートを聴く努力をしてきた。これまでも妻の勧めで、三多摩演劇を観る会で年6回の演劇を鑑賞してきた。ネットで探し、国立音大関係や大学、高校OBによる管弦楽団の演奏、プレミアム東京交響楽団の演奏、はがきで応募して抽選で当たったミュージカルや演劇で平均して月2~3回鑑賞できた。
2年半前から、地元の老人会の俳句倶楽部で、月一回の句会に参加し、ずいぶんと上達したことも大きかった。2016年度のNHK全国俳句大会に6句投句し、佳作に一句も選ばれなかったことは、大ショックだった。同じ俳句倶楽部で、同僚の新海博司氏が特選に選ばれたことはとてもうれしい。昨年も久保修平俳句部部長が10年前に続いて二度目の特選に輝いた。吾が俳句倶楽部は、ひょっとして「相当レベルが高い?」と自覚し、「今年度は、私が特選狙いに出る」と冗談を言い合った年でもあった。
昨年の私の実績は、NHK俳句テキストに2回佳作に入選、東京新聞俳壇に3回佳作入選、「平和の俳句」で毎日の入選には漏れたが、2か月に一度の編集部に一句選ばれた。和倉温泉俳句大会で1句佳作入選した。
今年はもっと目立った入選数とともに、質の高い結果を出すよう日々努力したいと思う。アルバイトで障がい者の移動支援の仕事を時々して、歩きながらいくばくかの収入を得ているので、もっと外へ出て貪欲に体験し、俳句作りにも生かしたいと思う。
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2017年の初旅は、平家落人の里・湯西川温泉へ。
湯西川温泉の落人の里を偲ばせる茅葺屋根の旅館
昨年末、急に思い立って旧友と1泊旅行に行くことになった。東京新聞の広告で、湯西川温泉湯西川館本館で2名1部屋、7,000円(税別)を思い出し、1月3日は「新年なので、その料金では・・・」というので1月4日~5日に決定。バスは池袋西口から往復3,000円で予約した。このバスは、東日本のエリアを安宿経営で席巻している「おおるりグループ」の営業で、おおとりグループの指定宿泊になると往復1,500円というから驚く。
8時40分に東京芸術劇場前を出発した。首都高速道路、東北自動車道に乗り継ぎ、パーキングで休憩し、日光宇都宮自動車道で今市へ。ここで日光、奥日光方面に行く方はバスを乗り換え、さらに鬼怒川温泉の芝居小屋で鬼怒川温泉の客は降りる。我々は五十五湖のドライブインで湯西川温泉の送迎バスに乗り換える。
標高750mまで九十九折りの坂を上ると山は徐々に雪に覆われている。湯西川温泉の奥のホテル平家本陣に到着。湯西川館本館から車で迎えに来た。
湯西川館本館
本館の階段を3階まで行き、こすげのトイレ無し10畳間。トイレは廊下に出てすぐ左手。正面は家族風呂と男女別風呂。右手は、食事場所の広間。荷を一旦おいて、ランチを食べに外へ出る。湯西川の中心地には40年前から、大型バスで添乗員としてきたことがあるのでよく知っている。
湯西川人民資料館は、500円の入場料を支払う。昔は300円だったか。平家ゆかりの鎧や刀剣、馬具、調度品、平家の紋所である揚羽蝶の入った蒔絵重箱や、平家の繁栄を描いた「平家物語絵巻」など、落人伝説を裏付ける貴重な展示品。期待していた携帯用観音開きの仏さまはこちらの所蔵ではなかった。
スナックみどりで鍋焼きうどんと餃子、お酒熱燗を所望した。2合といったのに、二合入り銚子を二本出してきた。熱燗なのですぐに酔いが回ってきた。
湯西川人民資料館
湯西川公衆浴場
湯西川郵便局は、預金したスタンプにマークがつくのでここで預金したことがある。今は地元の方以外は、通帳を作ることができないそうだ。
宿につき天然かけ流し温泉へ行く。三つの源泉を持つ宿で、アルカリ性単純泉の100%かけ流し。露天風呂はかすかに硫黄臭がする。無色透明で白と黒色の湯花が出ている。男子用湯船の隣に家族湯もあるが、浴槽は小さい。
夕食は3階フロアの広間のテーブル椅子で食べる。豚肉と野菜の鍋、鯉の洗い、湯葉などの煮物、海老や野菜の天ぷら、ウドのおしたしなどヘルシーな健康食だ。
男子浴室
ヘルシーな夕食膳
翌朝は5時半に散策に出かける。まだ薄暗く、雪が1センチほど積もっていた。山からの風で雪がちらほら舞っているので傘を差しながら・・・。本家満久旅館の脇を入り、公衆浴場の前を抜けて橋を渡る。前方には茅葺屋根の清水屋旅館などが並ぶ昔の平家落人の里の風情いっぱいの風景だ。足跡は慈光寺方面への足跡だけ。湯西川に沿って平家の里、平家塚へ歩く。また、湯西川中心街を歩いて宿へ戻った。昔は源氏の追っ手を避けて,鬨をあげる鶏は飼わない、鯉のぼりは上げないという平家の掟。鶏の鬨は聞こえなかった。約一時間の散歩だったが、一人っ子いない雪路の散歩は感慨深い。
朝食膳
熱い湯に入浴した後、朝食。9時30分に平家本陣から送迎バスで出発。鬼怒川温泉の芝居小屋・しばい処「花菊」には、10時20分着。乗り換え出発は12時。それまでこの芝居小屋で演じられる演劇と踊り・唄を鑑賞できる。無料だが、区切りにお酒などのお土産付きで寄付を勧められる。人情物の芝居の後だったので、ついほろろとお酒を千円でいただいた。
花舞小菊座長の芝居や踊り
昼食はしばい処を出て10分ほどの食事処田吾作で天ぷらうどんを食べた。ここからは日光宇都宮自動車道、東北道、圏央道、首都高速道を乗り継いで、15時30分に池袋駅近くに到着した。
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日本の外交官僚は、これほど腐りきっているのか?
日本の外交官僚は、これほど腐りきっているのか?
と予想はしていたが、日本外交に落胆!
外務省は1月12日、終戦直後から1980年までの外交記録文書ファイル24冊を公開した。この中には、佐藤政権による「沖縄施政権早期返還」問題で、1964年の設立された「日米協議委員会」でサンフランシスコ平和条約の第3条「米国の権利(沖縄の施政権)」を変更しないと通報し、日米双方で「密約」していた。佐藤首相が「沖縄の祖国復帰なくして日本の戦後は終わらない」と言いながら、実際は米側の「施政権」を容認していた。すでに沖縄返還後にも「核容認の密約」が合意されていながら、現政権はいまだに認めていない。
こうした米国従属の外交方針が今も色濃く抜け出せないでいることは、予想されていた。2003年発行の天木直人著「さらば外務省」を読んだときは、これほど日本の外交官は腐りきっているのかと落胆した。この本は、イラク戦争に反対する「建白書」を提出して辞職させられたレバノン大使による外務省の内部告発の書である。
金森達 画
今、2014年発行の孫崎亨著「小説外務省」を読んでいる。小説の大きな焦点として第2章で、尖閣諸島問題が急展開し、後年さらに激化していく過程を描いている。そこで明らかにされる、アメリカがアメリカの利益のために日本の政治家や官僚たちを背後で操っていたことを描いている。右翼的な背景を持つワシントンのリテージ財団主催のシンポジウムで石原慎太郎東京都知事が招かれ講演したことから始まる。
アメリカ国防総省が将来の国防政策を中国の脅威を軸として構築するために、「日中間に緊張をもたらすのが望ましい」と考え、尖閣諸島問題を先鋭化することを画策したというのだ。日本の政治家や官僚たちがそれらに唯々諾々と喜んで従ったということになる。
戦後処理のアメリカ一国との戦後処理により、他の周辺国との友好的な外交方針がさえぎられてきた。その延長として、今の沖縄がある。財政に苦しくなったアメリカが、普天間を返還することに乗じて、百年後も使用可能な最新基地を日本に作らせるうまい話が、名護市辺野古だった。沖縄県民の生存権や自治権、環境権などことごとく憲法違反の施策を強引に進めている。マスコミの上層部は政権側に懐柔され、沖縄住民の立場に立った報道ができないでいる。私にできること、せめて地元の声を聞くこと、知らせることくらいしかないのはとても情けない。もうこれ以上、沖縄の人権蹂躙の片棒を担ぎたくない。加害者になりたくない。
皆さん、外務省にいて現状を知らせてくれた「さらば外務省」「小説外務省」を読んでください。沖縄の地元紙に目を通してください。沖縄の地元紙を図書館に備えるようアンケートの書いてください。
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2017年、年頭の暮らしぶりは、健康で文化的な生活か?
2017年、年頭の暮らしぶりは、健康で文化的な生活か?
金森達 画
2013年に仕事を辞めて、もう4年になる。現職中にスペイン聖地サンティゴ巡礼(約800㎞)の計画を立て、6月から45日間のフランス・スペイン滞在、35日間の巡礼歩きを実行してきた。翌年は自治会の組長を輪番で担当し、お年寄り頼りの運営に危機感を持ち、若い人たちとの交流を求めて、バザー&フリーマーケットを企画、その継続で「行政に口出す探検隊」を立ち上げ、細々ながら退職後も社会とのかかわりを持ってきた。
2014年6月、バザーの取り組みの中で、かつてから興味のあった俳句の句会を公開でイベントができないかと、地元の老人会俳句部久保修平氏に声をかけたことがきっかけで、私自身も老人会俳句倶楽部に属することになった。現職中の2006年1月から始めた「奥の細道」歩きで、芭蕉に見習って我流で俳句を詠みブログで発信していたが、俳人として成長に欠かせない「句会」の経験がなかった。2014年6月14日、初めて句会に参加した記念の日だった。
句会の経験は、句作りに大きな影響を与えた。多くの上達者の読む句に接し、もっといい句を詠みたいという欲求にかられた。そして、良く評価されたいという欲も出てきて、新聞俳壇やNHK俳句にも投句するようになった。そうした作句が日常生活に滲みこんできたように思う。俳句部の久保修平氏は現在青梅俳句連盟の副会長で、2016年度のNHK全国俳句大会で10年前に続いて特選に選ばれた実績を持つ。2017年度は同俳句部に属する同僚が特選に選ばれたことを思うと、老人会俳句倶楽部とはいえ、相当レベルの高いクラブなのだと驚いている。
さて、一時は年金だけの生活をしていて、年金だけでは何もできないのだと気づいた。都内の友人と会うにも、交通費は往復1,800円前後がかかり、ランチやディナー、美術館やコンサートなど高嶺の花だ。それで自分の開いた日程に仕事ができる職種を探して週2日ほどのアルバイトで交流や趣味の費用に当てている。ライフワークと心していた「温泉巡り」と「旧街道歩き」、新たに「俳句で多少認められる程度の作句」が付け加えられたというべきか。
クラシックコンサートを聴くことも意識して心がけている。1月は、はがきの応募で当選した「ウイーン・サロン・オーケストラ・ニューイヤーコンサート」を観る機会を得てた。後半には無料で観られるアマチュアのクラシックコンサートを2回見に行く予定だ。
金森達 画
こうして何とか「健康で文化的な生活」を維持することを心掛けているが、世界の先進国と比較してみて、年齢を問わず健康で文化的な生活は、どうなのかとても興味がある。最近新潮新書刊・高崎順子著「フランスはどう少子化を克服したか」を手にした。国の取り組みの本気度が問われる内容で大変ショックを受けた。少子化の本旨は、「いかに母親が働くための障害を取り除くのか」だからである。日本とフランスの違いが、単なる「文化の違い」ではない。国は誰のために、施策を実行しようとしているのかを問われていると改めて思った。
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拝島大師(本覚院)、大日堂、日吉神社と昭島温泉「湯楽の里」へ行く! 2017.1.26
拝島大師(本覚院)、大日堂、日吉神社と昭島温泉「湯楽の里」へ行く! 2017.1.26
拝島大師山門
2017年1月2日に、仕事で拝島大師、大日堂の初詣に行く機会があった。その時の散策ルート上に昭島温泉「湯楽の里」を見つけた。
1月26日、自宅から河辺駅まで歩き、JR青梅線で拝島駅へ。ここで福生市立図書館から借りていた本を駅構内のポストへ返却する。2階のフロアから南側へ雪を冠した富士山の頭がよく見える。
拝島駅構内から
住宅街を歩いて30分で、拝島公園の大日堂、日吉神社、拝島大師に着く。大日堂は天暦6年(952年)の創建。滝山城の鬼門除けとして現在地に移り、天明年間(1573~1591年)城主北条氏照の重臣石川土佐守娘の眼病治癒により「大日八坊」と言われる堂宇建立。一月なのに参拝客は皆無で以外だった。
御本尊は修理中でお留守だった。
本堂内の彫り物
隣は日吉神社。旧拝島村の鎮守で毎年9月の例祭は有名。正面の彫り物、拝殿の格天井花鳥絵や板壁画絵、幣殿の杉戸絵は素晴らしい。
拝殿の彫り物
隣接して拝島大師へ。聳える山門、文殊様の門をくぐると右手には経蔵堂、大悲殿、左手に弁天堂、鐘楼。本殿では祈祷客の参拝が行われていた。鐘楼の岩段に分け入り、石蕗が延びているのが印象的だった。
山門
文殊様
本殿
鐘楼
鐘楼段下に分け入る石蕗
ここから歩いて北上。青梅線や五日市線、西武戦を縦断し、昭島温泉「湯楽(ゆら)の里」へ向かう。昭島温泉「湯楽の里」は、玉川上水に面して、公園の一角に作られた。隣接して「エコ・パーク公園」があり、梅の木が二十数本、日当たりのよい紅梅を咲かせていた。
玉川上水に面して
源泉汲み上げか
14年前に温浴施設で「湯楽の湯 昭島店」として営業していたが、平成22年5月に地下1,800mから湧出してからは、昭島温泉「湯楽の里」と名称を変えて営業していた。泉温は37.8度。泉質は、単純温泉の中でもpH8.5のアルカリ性単純温泉。1ℓ中にナトリウムが246.9㎎、カルシウム1.4.塩素47.4㎎、炭酸水素527.2、炭酸27.7㎎、メタケイ酸28.1、メタホウ酸25.4㎎。湯に包まれるような柔らかな肌ざわりに、湯上りのすべすべとした感覚が特徴的。別名「美人の湯」と称される。内湯は、ジェットバス、リラクゼーションバス、スーパージェットバス、高濃度炭酸泉、シルク風呂、掛け湯、冷水風呂、タワーサウナ、瞑想風呂(男湯)、塩サウナ(女湯)がある。露天風呂には、この浴槽だけが天然温泉かけ流しの上の湯と天然温泉ろ過循環式の下の湯がある。循環式は塩素殺菌のため、塩素臭がする。壺湯、寝湯、うたた寝の湯がある。敷地内に大きな欅の木が天を突く。高濃度炭酸泉は、日本では天然の炭酸泉が少ないので人工的に高濃度炭酸湯を再現したもので湯につかると肌に細かい水泡が付着するがわかる。別料金で、岩盤浴「楽蒸洞(らくじゅどう)」、お休み処、お食事処、キッズコーナーもある。入浴料は平日800円、土・日・特定日は910円。
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レオンのパラドールでガラスドアに顔面激突!
レオンのパラドールでガラスドアに顔面激突!
スペイン「聖地サンテイアゴ巡礼」の旅 レオンの 7月7日
レオンのパラドール、サン・マルコス修道院を改修した中庭
巡礼の19日目・7月6日、Mansilla De Las Mulas(マンシージャ・デ・ラス・ムラス)のアルベルゲ(巡礼者の宿泊施設)の宿泊。何日か同じペースで歩いた仲間から、「ジャパニーズフーズを食べたい」との要望で私が日本の俄かシェフになり、八百屋から仕入れた鯛や海老の塩焼きなどの調理をして14人の異国人が卓を囲んだ。7~8カ国人参加のディナーという異次元の体験でビールやワインをしこたま飲みすぎ酔ってしまい、耳栓をせずに寝込んでしまった。深夜隣の男の鼾で目を覚ます。耳栓の場所を探せず、朝まで寝られなかった。
7月7日、アルベルゲをいつも通り6時に出た。今回の巡礼で、レオンとサンティアゴにあるスペイン国営のパラドール二か所に泊まるのが目標だった。前日、オーストラリア・ゴールドコーストに住む次女の薫に宿ネット予約をお願いしていた。Parador de Leónは、55歳以上のゴールデンライズは通常現地予約で165.20ユーロだったが、スマートセール(Booking.comネット予約)ツインルーム2名分朝食付き100ユーロで予約できた。サイトのホテル説明は、以下のようだった。「Parador de Leónは、印象的な16世紀のサンマルコス修道院内にあり、全パラドール中、最大かつ最も荘厳・華麗なパラドールと言えます。16世紀に建設が始まり、2世紀かけて建造された病院兼修道院で、サンプレスコ様式(16世紀のスペインルネッサンス様式でゴシック建築の構造体にルネッサンス様式をほど顔した)の装飾が施された、長さ100mにもおよぶ外観は圧巻です。回廊や教会など当時の姿を残す一方、客室や館内は注意深く念入りに改修され、美術品で見事に飾られています。パラドール一美しいと言われる玄関ロビー、風格あるサロン、回廊を見下ろすスイートルームなど、このパラドールで一夜を過ごすのは最高の贅沢と言えるでしょう。 夜になると、パラドールと前に広がるサン・マルコス広場がライトアップされ、幻想的な姿が浮かび上がります。パラドールとは、古城や貴族・領主の館、あるいは由緒ある修道院を一流ホテルに整備したホテルチェーンで1928年から始まり、現在93か所ある。
今回の巡礼の旅で、カードは持参せず、日本で契約したNEO MANEYにお金を入金して現地の通貨で下ろせる仕組みを利用した。当初1ユーロは100円くらいと予想していたのが120円を超えたことに気づき、この先予算が厳しいので、娘に宿の予約は娘のカードで事前支払いをお願いしていた。
8時24分にアルカウエハ着、10時に国道を横断する歩道橋を渡ると前方に大きなレオンの街が見えてくる。途中何日か一緒に歩いていた28歳のアメリカ人高校教師で日本語を話すジェームスと合流し10時45分にかつての城壁が遺る城塞内へ入る。サンタ・マリア教会を過ぎ、開いて間もないパブでランチを食べる。ミックスサラダと鱒のムニエルとポテト、デザートにパイナップル。
Parador de Leónは、ツインで二名分の朝食付きなので、ジェームスか67歳の韓国人元校長のキムのどちらかを誘おうと思っていたが、やはり静かに気を遣わずに寝たいという「我欲」が勝り二人には黙っていた。
アルベルゲに行くジェームスと別れ、私はガウデイが設計したカサ・デ・ロス・ボデイーネス(今は銀行、土曜日なので閉館)右折してレグラ広場のカテドラルに行く。サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂、ブルゴスのカテドラルに並んでスペインの三大カテドラルに数えられている。12時のミサが始まるので入場を止めようとしている隙に入ることが出来た。レオン大聖堂の内部の広さが凄い。735点もあるステンドグラス・バラ窓も素晴らしい。
ガウデイが設計したカサ・デ・ロス・ボデイーネス
レオン大聖堂
仔羊の門、許しの門で知られるイシドロ教会ではミサが始まっており途中まで参列した。前にいる6人家族のふまじめな態度に驚く。おしゃべりはする、女の子二人は背くらべ 、男の子は母親の髪をいじって遊んでいて母親は止めようともしない。
イシドロ教会
レオン・カテドラル前のカルボ・ソテロ広場を挟んだ今日宿泊するサン・マルコス修道院にいく。
サン・マルコ修道院は、レオンの旧市街、新市街を分けるベルネスガ川に面している。100mもある壮大な建築物で、祭壇はカテドナルを見た後なので地味に感じた。1530年に建設工事が始まり、16~18世紀にかけての建築技術の粋を集めて18世紀に完成した。当初、サンティアゴ騎士団がサンティアゴに向かう巡礼者のために救護院として建てられた。後に修道院に代わり、国営パラドールとして1964年にオープンした。
「レオン城塞の博物館」の展示場になっている場所へいった。入場料が0.60ユーロだったが、巡礼者なので無料だった。柩のような石箱で古いのは973年、978年、13~14世紀のものは彫りが凝っているもの。3世紀の石版だろうか、かすかに動物の描かれたものもあった。中庭の四方の回廊が素晴らしい。ここに今日泊まるのだ。博物館に泊まるようなものだ。
回廊
中庭
それからチエックイン。一階は建設当時の雰囲気が残る回廊と中庭、奥には付属教会がある。パラドールのもっとも古い建物は、司教座聖堂参事会の会議場として使われたという天井の高い黄金の細かい細工の部屋、サロンとして使われている。重厚な朱色の絨毯が敷かれた2階への階段を上って周囲や中庭を見下ろしたとき、古い建築物や美術品、調度品の数々に背筋がゾクッとした。豊富な絵画などは当時の貴族が有名な画家に描かせたものを寄進したものなのだろう。中世の雰囲気を感じたくて、教会や1、3階の回廊には何度訪ねてみた。2階フロアの214号室は、ツインベッドで調度品も古い。ドアの鍵は昔のまま。でもバストイレ付きで20日ぶりにたっぷりと湯を満たした浴槽にありつけた。極楽極楽だ。
2階フロアの214号室
サロンとサロンの天井
ネットの口コミ情報で「外観や歴史はともかく部屋はごく普通の部屋でがっかりされるかも知れない」とあったが、20日間アルベルゲの2段ベッドですごした私にとっては極上の部屋に感じられる。夕食はまだ日が沈まない8時過ぎに外へ出て中華料理展示場「長城飯店」でミックスサラダ、日本風の五目焼きそばにビール。焼きそばは美味。
巡礼21日目の7月8日、レオンのサン・マルコス修道院のパラドール・デ・レオンで朝食を7時30分に食べ、8時に出発予定。4時に目が覚め、タブレットに自炊したスペインの書籍をひもとく。歴史が11~13世紀の歴史的な話が満載でその後を追っての観光は無理と知る。小都市でも中世の建物を利用した巡礼宿が50ユーロほどで利用できることも知ったのでたまには挑戦したい。全身全霊でまだ誰もいない中世中庭の香を楽しんでみる。回廊は上下二層に分かれ、階下は緑の中庭を囲み、聖者や巡礼者の像、この地で発掘されたローマ時代の石棺が置かれている。
拙句 「中世の回廊飛びし夏ツバメ」「中世の回廊夜明け夏ツバメ」
7時30分、二階のレストランで朝食をとるが内容の豊富さに驚く。流石に五つ星ホテルだ。サラダは無かったがその分フルーツが豊富で、ハムは五種類もあったか、レオンの名物だとかの牛の乾燥した硬いハム(セシーナ・バカCECIN de VACA)というのはこれか。チーズの一角に小皿に入った羊の青カビチーズも美味しかった。冷やされたシャンパンもあり、すこし飲んでみた。
食後最後の見納めと三階から中庭を眺望する写真を撮影後、一階フロアに戻ろうとしてガラスドアに頭から激突した。開いていると思って顔面から突っ込んだのだ。眼鏡が歪み、メガネの一部が眼球の左側にめり込んだ。血が床に滴り落ちた。どの程度の傷か分からなかった。またたまポケットに入れていたガーゼで患部を左手で抑えフロントに駆け込んだ。「怪我をしたので消毒液と包帯を頼む」と身振りで接した。だが彼らはスペイン語しか話せず要領が得ない。「救急車を呼んだほうがいい」と相談している素振り。仕方なくオーストラリアにいる娘に電話で助けを求めて彼らに通訳を頼んだ。ようやく英語を話せる人が来て、消毒液を塗りガーゼで止めてもらった。部屋に戻り、そっと傷口を見ると眼鏡の左角を強くぶつけたようだ。包帯の仕方が余りにも大袈裟なので自宅から持参した万能薬「月のしずく・神秘の水」を傷口にスプレーして絆創膏を貼り直した。というわけで出発が8時30分になった。顔なじみの何人かの巡礼者からは、「その顔はどうしたんだ?」と気遣いの言葉をかけていただいた。35日簡にわたる巡礼道800㎞の歩きで、最大の危機一髪の数時間だった。
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老後の過ごし方の検討を始める・・・。終末を描いた演劇「野の花ものがたり」観劇!

ボケません私の老後!金森 達 画
2017年2月7日、新聞のプレゼントコーナーで観劇の応募をして、劇団民藝公演「野の花ものがたり」(一般6300円・夜4200円)1名分が当選した。新宿の紀伊国屋サザンシアターでの公演で、青梅の自宅から交通費が片道800円はかかるので、この日に都内での用事を作っていくのが私の流儀。
有楽町の東京交通会館で各県の「ふるさと回帰支援センター」へ行くことにした。オーストラリアに住む次女から「そろそろ老後を考えて、介護や医療費などの負担を優遇している自治体へ転居することを考えたらどうか?」と言われていたので、勉強をしに行こうと思った。青梅市は昔から保守的な地域で、高齢者や子育て世代に対する配慮がなく、周辺の住民にとって良い行政施策を見習うという姿勢が首長、議会、職員ともみられないので、私もいい加減プッツン切れて「もう我らの身を守るために行政を選ぶ時代だ!」と青梅市を見放す覚悟をする時かと思えてきた。

梅さくら 金森達 画
私は転居するなら暖かいところで、温泉があるところと思っていて、とりあえずお試し滞在か移住をしてみようと・・・。「旧街道歩き」をライフワークとする身では、四国お遍路さんもいいなと最初の対象県は、徳島県にして東京交通会館の8階へ。ここで相談に乗っていただいたのが、NPO法人ふるさと回帰支援センター・徳島県移住コンシェルジュの斎藤真弓さん。彼女は若く美しい人で、話も快活でてきぱき。
○妻の内諾は得られていないので、とりあえずお試し滞在であること。○四国お遍路の徳島県内を歩き通す、中継点として1~2週間過ごせるところ。○賃貸が激安で、アクセスが朝・夕方バス路線があるところ。○自然環境に恵まれ、できれば海も眺められるところ。という条件で探していただいた。
施設面で把握しているおすすめは、阿南市、勝浦町、美馬市の三か所。徳島お遍路のアクセスや施設の面で、勝浦郡勝浦町の「田舎トライハウス坂本家」に目が留まった。平成26年12月オープンのお試し定住施設で、2泊3日~3か月間、移住希望者に貸し出すシェアハウスだ。ここに滞在中に、「農業・田舎暮らし体験」、「町を知る・徳島を知る」、「仕事探し」、「空きや探し」をするのだ。
ここならバスで徳島市街地や、JR牟岐線の駅へ出られる。お遍路の徳島県内の寺巡りをつなぐにはここを起点にできそうだ。何といっても利用料金が魅力だ。
☆坂本家利用料金 ☆寝具レンタル料金
1週間6泊まで 4,000円 1~10日以内 1,080円
2週間13泊まで 8,000円 11~20日以内 2,160円
3週間20泊まで 12,000円 21~1か月以内 3,240円
1か月30泊まで 15,000円
※賃貸目的がお試し定住住宅なので、適切な目的なのかの審査がある。

以上の相談と資料をいただいて、新宿の紀伊国屋サザンシアター7階へ向かう。
18時30分の公演で、チケットの引き換えを済ませて、席は9列の3番へ。
「野の花ものがたり」は、鳥取の総合病院勤務医だった徳丸進医師は長年の夢だった小さな町中に“23時間あらゆる患者さんに対応します”との売り文句で「野の花診療所」を開設した。助けてほしいと訴える人々や患者の望むことは何でもしてあげる、そんな場所にしたいと医師やスタッフが奮闘する。花を生けるおばさんや掃除をしに来るお兄さんも末期患者の一人。いろいろな事情を抱える患者や家族たちを優しく寄り添うことで優しい終末を迎える・・・。お地蔵さんの前掛けを縫っていたおばあさんがかつていつもしていたお地蔵さんの頭をなでなでしたいという願いにもスタッフがかなえてしまう。
患者の家族によるトロイメライのピアノ演奏にもジーンとくる。
人の死は本当に終着駅なのか。死は悪者なのか、あってはならないものなのか・・・を医師は問い続ける。死は誰にでもくる・・・と医師は自問する。
この映画を見終えて、なぜかほっこりする安らいだ気分になれた。私も終末はこうしたスタッフに囲まれた診療所で過ごしたいと思う。
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豊後街道歩きの阿蘇・二重峠下の石畳で橋から落下して胸椎骨折する!
豊後街道歩きの阿蘇・二重峠下の石畳で橋から落下して胸椎骨折する!
2013年11月、家庭の事情があって、東京から単身家出することになり、温泉のある大分市に4か月半過ごした。この期間に大分と熊本を結ぶ「豊後街道」歩きを延べ7回で歩き通した。第6回目の時、阿蘇山の二重峠下の石畳から、夜明け前の5時頃歩こうとした時、石畳入り口にある高さ1.6mの小さな橋の横から「どっ」と垂直に落下し、圧迫胸骨骨折をしてしまった。その時は何とか這い上がり、流石に「後で動けなくなるかも」と人の目につく車道に変更して予定の20kmを歩き通した。
014年1月11~12日、1泊で宮路・坂梨宿~肥後大津までの予定で歩いた。1日目に勝海舟も一服したという小糸家第13代目の庭園だった的石御茶屋(庭園)まで歩いた。その日はJR赤川駅から阿蘇駅まで移動し、宿泊費が安い阿蘇ユースホステルに宿泊した。
的石御茶屋(庭園)
阿蘇ユースホステル
9時に就寝。翌朝早く起きて「どうせやることがないのなら、早く出て出発地近くに『ジョイフル』があったから、そこで明るくなるまで時間調整すればよいと判断した。
翌日、阿蘇ユースホステルを午前5時15分に出発。JR阿蘇駅始発5時35分で赤川駅に移動。昨日見かけたジョイフルの灯はなく、営業時間は10時からだった。これは予想外だ。仕方なく真っ暗闇の中を前回歩いたところ、的石まで歩く。石畳まで100mの表示板に促され、6時20分に到着。暗くて皆目わからない。正面に白い表示板らしいものが見える。
暗がりに石畳
前方に看板らしきもの・・・
暗がりに白い看板が見えたので、撮影・・・。せめて石畳とこの表示板の写真を撮ろうと近づきシャッターを押す。突然、ズン!と体が浮いた。「何だ!なんだ!」と叫んだ!1.6mの穴か、いや橋の側溝に落ちたらしい!右の膝と右の肘を打ったらしい。水がなかったのが幸いだ。この暗がりで石畳を歩くのは無理と判断。怪我の様子が分からず、腰を痛めたかも知れないので、旧道を諦め人や車が多い車道を歩いて二重峠に出ることにした。あの側溝の底でもし気絶でもし、誰にも気づかれなければ・・・・と思うとぞっとする。
2002年10月5~6日に歩いた「中山道六十九次を歩くー和田から下諏訪まで」の事件を思い出した。当時の記録を掘り起こすと「西の餅屋に出る。ガイドでは、その先は国道を歩くほうが無難、と書いてあったが、その入り口に通行止めの表示がなかったので、そのまま入ってしまうことで、地獄を見ることになる。沢に沿って歩くが、次第に道が細くなり、ついに消えてしまった。右手上にビーナスラインが見えているので、上っていくと、道路までの高さが2mはあって手が届かず、上れない。左手は沢への絶壁、道路に沿って這いながら移動し、ようやく高さ1.5mまでのところに来る。ガードレールの支柱に二股の枝を通して、それを頼りにようやく道路上によじ登って9時40分、生還した。腰痛の痛みどころではなかった。以後は懲りて、国道をもくもく歩く」
その後、九十九折りの車道を歩き、7時20分に二重峠(標高663m)に到着。ここからの阿蘇連山の日の出前の眺めは素晴らしい。
二重峠(標高663m)
後ろの山側には風車が三基。339と23号線の交差点で「石畳1.1㎞」とあるのでそこまで行く。「二重峠三重峠西南の役」碑がある。幅二間(約4m)の標高差225mの石畳道が約1.6㎞続いている。ここからは339号線を歩く。六里木跡に出るまで迷いに迷った。清正公道を通過して、11時25分に五里木跡碑に着くまで、3時間かかったことになる。450年前、合志一族が守る東獄城(現日吉神社)の下に人々が住み始めた頃の大津草創時代、「椋天神」が氏神様「日吉神社古宮」、縦15×横10×高さ30㎝の石柱「御茶屋跡北側の馬繋ぎ」、「手永会所跡(細川藩の役所」碑を通過して
「大津町歴史伝統館」で休憩する。JR肥後大津へ向かう途中、食事処「遊楽」での昼食後、熊本発特急バス(2700円)の肥後大津13時58分発に乗車し、大分まで戻る。腰の違和感をずっと持ちながらの歩きだったが、何とか体が持ってくれた。
翌日目が覚め、左右に寝返ったり、ベットから降りるときに激痛が走った。起き上がりしばらくすると痛みはなくなる。老齢化で時間がたつと打撲の痛みが出たか?と一応整形外科に行ってみようと徒歩2分のところにある星野整形外科で診察を受けた。直ぐに腰部のレントゲンを撮る。診察はなんと「十二胸骨骨折だな。コルセットを作る手配をしましょう」だった。「えっ本当かよ!」という心境だ。胸部の下の方、でも痛いのは右腰だよ・・・・。20分ほど待ってコルセットの型を取り、痛み止めの薬をいただいて帰宅した。
インターネットで「十二胸椎骨折」を調べると、新しい手術のできる病院として自宅から徒歩15分の所にある「大分整形外科病院」が紹介されていた。念のためその病院にも診察に出かけた。同じ診察結果だった。念のためMRI検査を1月27日にすることになった。コルセットをしてできるだけ前かがみにならないこと、重いものを持たないことの注意を受けた。
胸椎骨折用に石膏で装具を作る。
振り返ってみると不注意や準備不足からこうした結果を導いたと言わざるを得ない。「せっかくここまで来たのだから・・・」とか「まあ、何とかなるだろう」というその時の甘い自分の都合のよい誘惑に負けてしまった。そのつけはとても大きかった。その後、医師からは、「胸椎骨折の部分がすこし曲がって固定したので、就寝時など腰を横にした時に慣れるまでずっと痛みがあるだろう」と言われた。身長が1センチ短くなり、医師の言われた通り、毎日の就寝時に2分ほどの痛みが今でも取れない。人間、痛みを感じないと反省しないものだ。今のところ、歩くことができるのが救いだが・・・。
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